前回の記事で紹介するといったYouTubeなどの動画配信サイトを利用した集客の事例を紹介していきたいと思う。
これからの時代の集客ツールとしてかなり有望であり、かつ現状で言えばライバルは皆無といっていいほどのブルーオーシャンなのでうまく有効活用していっていただきたい。
こんな動画配信では客は来ない!
まずは、このようなやり方では全然お客さんは来ないというダメな例のほうから紹介したいと思う。
具体例を示すには直接動画を張り付けるのが良いのだが、ダメな例として紹介するのはちょっとかわいそうなので文字だけで事例を紹介していく。
★自店舗のサービス内容などをダラダラしゃべる
よく見る失敗例の一つに、店主や店舗従業員などが真面目にサービス内容や販売している商品をアナウンサーのように丁寧に説明している動画。
こんな動画は誰も診ないし見たいとも思っていないのでそもそも再生される機会は非常に少なく集客用の動画としては0点だ。
もっとも、WEB素材として使用するのはよいと思うので全否定するわけではないがその動画でお客さんを呼ぼうと思っているのであれば全く駄目だという意味で言っている。
お客さんに来てほしければ相当な数の再生数を稼がなければならない。
最低でも10000回くらいは再生されないと話にならないだろう。
真面目にくっちゃべってる動画などせいぜい再生されて100回がいいところだ。
ぜんぜんたりない。
集客用動画の成功事例
次に成功事例のほうを紹介する。
★人気ユーチューバーとのコラボ系
沖縄の自然を利用して遊んでいる動画などを配信している人気ユーチューバーのハイサイ探偵団という団体が有る。
このハイサイ探偵団に当初メンバーではないにもかかわらず動画撮影に協力していた、孫六という人物がいるのだが、この方は沖縄で居酒屋を経営している。
ハイサイ探偵団の動画内でも度々孫六さんの居酒屋が登場しているのではあるが、このように動画の撮影に協力することによって多くのハイサイ探偵団のファンに対して孫六さんのお店が認知されるようになり、いまでは孫六さんのお店に行きたいという動機だけで沖縄に旅行をする人までいる始末だ。
ここに書いていることがよくわからないという方は一度ハイサイ探偵団の動画を見てみるとよい。
孫六さんのキャラクターが良く視聴者に伝わりファンになる人が増えるのも頷けるだろう。
★技を披露してファンを獲得していく
次に紹介するのはその業界で培われたプロの技を披露していくことでファンを獲得していき、そのファンがお店のファンになってくれるパターン。
この方は魚屋さんなのだが、究極の血抜きと題して魚をよりおいしく食べるための処理方法を動画にして配信している。
釣り人など、魚を美味しく食べたいと思っているユーザーは多くファンを獲得していき多くの人に認知されるようになると本当に美味しい魚を提供してくれる魚屋さんとして認知されていき、今では動画経由での魚の注文もどんどん増えているようだ。
自分自身がCMキャラクターとして立ち御客を呼び込む素晴らしい手法だと思う。
今のところ自信をもって紹介できる事例はこれくらいになるが、私自身も想像もしなかった方法で動画配信からお客さんを呼び込んでいく手法もこれからいくつでもできてくることだろう。
ただ、おそらく変わらないであろう法則が一つある。
自分のファンになってくれた人がお客さんになる
この法則だけは絶対に変わらないだろう。
客というものは、自分が嫌いなものや嫌いな人物が得をすること、つまりお金を払うことを絶対にしない。
この人にもっと有名になってほしい
-
- この人なら信用できそう
- この人なら任せられそう
- この人が作ったものだから欲しい
そのように思ってくれなければ客はチャリンチャリンとお金を落としてくれることはないのだ。
商売といっても言ってしまえば根底は人と人とのつながりでしかない。
この原理原則を頭に入れて、私を驚かすような集客手法を見せて欲しいと願うばかりだ。
次回は集客のチャンスは目の前に転がっているという話をしよう。